コードを押さえても音がビビる・鳴らないときの原因は?確認したい6つのポイント

コードの形は合っているのに、弦がビビって鳴ったり、音がこもったり、出なかったりすることがあります。原因は押さえ方だけでなく、楽器の状態にあることもあります。ここでは、確認したい6つのポイントを紹介します。

  1. 1. 指先が寝ていないか
  2. 2. 押さえている位置は適切か
  3. 3. 押さえる力の加減
  4. 4. ほかの指や手のひらが触れていないか
  5. 5. 弦が古くなっていないか
  6. 6. 楽器の調整が必要ではないか
  7. 音が出ない・ビビるときの確認手順
  8. 「ビビる」「こもる」「出ない」の聞き分け
  9. 原因を切り分けるには
  10. 録音して聞いてみる
  11. 楽器店で見てもらうとき
  12. 日ごろのお手入れ
  13. ビビりの場所から原因を探る
  14. 指の形を確かめる3つのポイント
  15. 初心者がよくやる失敗例と直し方
    1. 爪が長くて、指先が立たない
    2. 右手で強く弾きすぎる
    3. 手のひらがネックに当たっている
    4. 難しいコードで、すべての弦を鳴らそうと力む
    5. ビビった音のまま、弾き続ける
  16. セーハのコードがビビるとき
  17. 楽器の状態を確かめる簡単なチェック
  18. 自分でできることと、お店に任せること
  19. よくある質問
    1. 新品のギターでも、ビビることはありますか。
    2. 弦を新しくすれば、ビビりは直りますか。
    3. 音がこもる場合も、同じ原因ですか。
    4. 力を入れれば、ビビらなくなりますか。
    5. ちょうどよい押さえる力は、どのくらいですか。
  20. 1本ずつ弾いて確認する方法
  21. ギターの状態が関係している場合
  22. 弾く強さをそろえる練習
  23. 音を確かめる5分の練習メニュー
  24. 押さえ方をスマートフォンで確認する
  25. あせらずに直すコツ
  26. 弦を替えたあとの確認
  27. 直ったあとの確認
  28. 練習前の確認チェックリスト
  29. まとめ
  30. 練習する場所と環境も見直す
  31. あわせて読みたい

1. 指先が寝ていないか

指が寝ていると、隣の弦に触れて、音が止まってしまうことがあります。指先を立てて、弦に垂直に当てるように意識してみてください。

2. 押さえている位置は適切か

フレットから離れた位置を押さえると、弦が浮いて、ビビりやすくなります。フレットのすぐ手前を押さえてみましょう。

3. 押さえる力の加減

力が弱すぎると音がビビり、強すぎると疲れやすくなったり、音程が高くなったりすることがあります。きれいに鳴る、ちょうどよい力加減を探ってみてください。

4. ほかの指や手のひらが触れていないか

押さえていない弦に、ほかの指や手のひらが当たっていると、その音が出なくなります。指の角度や、手の位置を見直してみましょう。

5. 弦が古くなっていないか

古くなった弦は、音がこもったり、ビビりやすくなったりすることがあります。しばらく交換していないときは、交換を検討してみてください。

6. 楽器の調整が必要ではないか

ネックの反りや弦高など、楽器の状態が原因のこともあります。どのコードでも同じ場所でビビる場合は、楽器店に相談してみてください。

また、チューニングが合っていないと、音がずれて聞こえることもあります。あわせて確認してみましょう。

音が出ない・ビビるときの確認手順

原因がわからないときは、次の順番で、ひとつずつ試してみましょう。

  1. チューニングを確認します。音がずれていると、ビビりとの区別がつきにくくなります。
  2. コードを押さえたまま、1本ずつ弦を弾き、問題のある弦を見つけます。
  3. その弦を押さえている指を見ます。指先が立っているか、隣の弦に触れていないかを確認します。
  4. 押さえる位置を、フレットのすぐ手前に動かしてみます。
  5. 力加減を変えます。少し強くして、音が変わるかを確かめます。変わらないときは、力を足すのではなく、位置や角度を見直します。
  6. 別のコードでも、同じ弦がビビるかを試します。
  7. それでも直らないときは、弦の状態を見て、古ければ交換を検討します。どのコードでも同じ場所で起こるなら、楽器店に相談しましょう。

「ビビる」「こもる」「出ない」の聞き分け

この3つは似ているようで、原因が少しずつ違います。ビビるときは、弦がフレットに軽く当たっていることが多く、位置や力加減を見直します。こもるときは、指や手のひらが弦に触れていることが多く、指の角度を確認します。まったく出ないときは、弦が指板まで押さえられていないか、ほかの指に止められていないかを確かめます。

原因を切り分けるには

  • どのコードでも音がビビる:楽器の状態や、弦の劣化が原因のことがあります。
  • 特定のコードだけがビビる:そのコードの押さえ方を見直しましょう。
  • 特定の弦だけが鳴らない:その弦を押さえている指や、触れている指を確認しましょう。

録音して聞いてみる

スマートフォンなどで、自分の演奏を録音して聞いてみると、弾いているときには気づかなかった音の問題に気づけることがあります。ビビりや、こもりがどのコードで出ているかを確認する助けになります。

楽器店で見てもらうとき

楽器店に相談するときは、どの弦の、どのフレットあたりでビビるのかを、伝えられるようにしておくと、原因が見つかりやすくなります。実際に弾いて見せるのも、よい方法です。

日ごろのお手入れ

弾いたあとに、弦や指板を軽く拭くなど、日ごろのお手入れをしておくと、弦が長持ちしやすくなるといわれます。保管の方法も、楽器の状態に影響するので、あわせて見直してみてください。

ビビりの場所から原因を探る

  • すべてのコードで、同じようにビビる:弦の劣化、弦高、ネックの状態など、楽器側に原因がある可能性が高いと考えられます。
  • 特定のコードだけビビる:そのコードの押さえ方(指の角度、位置、力加減)を見直しましょう。
  • 特定の1本の弦だけがビビる:その弦を押さえている指、またはその弦に触れている指を確認しましょう。
  • 開放弦でビビる:弦が古い、ナットの溝の状態、チューニングが低すぎる、といった原因が考えられます。
  • 高いフレットでビビる:ネックの状態や、弦高に関係することがあります。

このように、どこで、どのようにビビるかを整理すると、原因をしぼりやすくなります。

指の形を確かめる3つのポイント

  • 指先:弦に垂直に当たり、関節が内側に折れていないか。
  • 親指:ネックの裏側に、軽く添えられているか。
  • 手首:極端に曲がっていないか。曲がると、指が寝やすくなります。

この3つが整うと、力を入れなくても、弦が指板に届きやすくなります。

初心者がよくやる失敗例と直し方

爪が長くて、指先が立たない

左手の爪が長いと、指の腹が弦に届きにくく、指が寝やすくなります。左手の爪を短く整えると、指を立てやすくなります。

右手で強く弾きすぎる

弦を強く弾くと、弦が大きく揺れてフレットに当たり、ビビることがあります。押さえ方に問題がなくても起こります。弱めの力で弾いて、音が変わるかを確かめてみましょう。

手のひらがネックに当たっている

ネックを握り込むように構えると、手のひらが弦に触れて、音が止まることがあります。ネックとの間に少しすき間をあけるつもりで、構え直してみてください。

難しいコードで、すべての弦を鳴らそうと力む

難しいコードを、いきなり全部の弦できれいに鳴らそうとすると、力みやすくなります。まずは一部の弦が鳴れば十分と考えて、段階的に練習しましょう。

ビビった音のまま、弾き続ける

気づいたら、いったん手を止めて、原因を探しましょう。ビビった音のまま練習を続けるより、直してから弾くほうが、早く上達しやすくなります。

セーハのコードがビビるとき

Fコードのように、人差し指で複数の弦を押さえるコードは、ビビりやすい傾向があります。人差し指の側面(骨に近い側)を使う、フレットのすぐ手前を押さえる、親指をネックの裏側の中央あたりに添える、といった点を意識してみてください。力任せに押さえるのではなく、指の位置や角度を調整することで、改善することもあります。詳しい練習方法は、Fコードの記事も参考にしてください。

楽器の状態を確かめる簡単なチェック

  • 弦の状態:汚れや錆び、変色がないか。巻き弦の表面がザラザラしていないか。
  • 弦の張られ方:ペグやブリッジの部分で、弦が正しく巻かれ、固定されているか。
  • 指板とフレット:フレットが浮いていないか、極端にすり減っていないか。
  • 弦高の目安:12フレットあたりで、弦と指板の間に、極端な隙間がないか。

これらを見ても原因がわからない場合や、楽器の状態に不安がある場合は、楽器店に相談するのがおすすめです。

自分でできることと、お店に任せること

弦の交換、チューニングの確認、弦や指板の拭き取りは、自分でも行える作業です。一方、ネックの反りの調整、フレットの修正、ナットやサドルの調整などは、専門的な知識と道具が必要になります。自分で無理に行うと、かえって楽器を傷めてしまうこともあるため、楽器店や修理工房に任せましょう。

よくある質問

新品のギターでも、ビビることはありますか。

あります。弦高やネックの状態が、保管環境の変化で変わることもあります。気になる場合は、購入した店舗に相談してみましょう。

弦を新しくすれば、ビビりは直りますか。

弦の劣化が原因であれば、改善することがあります。ほかの原因がある場合は、弦を替えても変わらないことがあります。

音がこもる場合も、同じ原因ですか。

指が隣の弦に触れている、押さえる位置が悪い、弦が古いなどの原因が考えられます。ビビりと同じように、順番に確認してみてください。

力を入れれば、ビビらなくなりますか。

強く押さえすぎると、疲れやすくなり、音程も上ずることがあります。力ではなく、指の位置や角度を調整することを優先してください。

ちょうどよい押さえる力は、どのくらいですか。

数字では表せませんが、目安はあります。音がビビらない強さで押さえてから、ほんの少しずつ力を抜いていき、ビビる直前の強さを探してみてください。そこから、わずかに強めにした力加減が、ちょうどよいことが多いです。

1本ずつ弾いて確認する方法

音が鳴らないときは、コードを押さえたまま、1本ずつ弦を弾いて確認すると、原因の弦が見つかります。6弦から順番に、ゆっくり弾いていき、鳴らない弦やビビる弦をひとつ見つけます。そのうえで、その弦の上にある指の位置を見直します。

多くの場合、指が隣の弦に触れていたり、押さえる位置がフレットから遠すぎたりすることが原因です。原因の弦をひとつ見つけてから直すと、全体を何度も弾き直すより、早く解決することがあります。

ギターの状態が関係している場合

押さえ方に問題がなくても、楽器の状態が原因で、音がビビることもあります。古い弦は、音がこもったり、張りが弱くなったりすることがあるため、長く交換していなければ、新しい弦に張り替えてみるのもひとつの方法です。

また、弦と指板の間の高さ(弦高)が、季節や湿度によって変化することもあります。自分で調整するのが不安なときは、楽器店やリペアの専門店に相談すると、状態を見てもらえます。

弾く強さをそろえる練習

  1. コードを押さえて、いちばん低い弦から順に、1本ずつ同じ強さで弾きます。
  2. 弾くたびに、音の大きさがそろっているかを聞きます。
  3. ビビる音が出たら、右手の力をゆるめて、もう一度弾きます。
  4. 6本とも、ほぼ同じ大きさで鳴るまで、ゆっくり繰り返します。

右手の力が整うと、左手の問題との切り分けがしやすくなります。

音を確かめる5分の練習メニュー

  1. 押さえやすいコードを1つ選びます。選び方に迷うときは、ギター初心者が最初に覚えたい基本の8コードが参考になります。
  2. コードを押さえて、1本ずつ弦を弾き、すべての音がはっきり鳴るかを確認します(2分)。
  3. 鳴らない弦があれば、指の角度と位置を直して、もう一度弾きます(2分)。
  4. 最後に、全部の弦をゆっくり鳴らして、最初の音と聞き比べます(1分)。

毎日続けると、コードを押さえた瞬間に、よい音かどうかを判断しやすくなります。

押さえ方をスマートフォンで確認する

左手を横から撮影すると、自分では見えにくい指の角度が確認できます。指が寝ていないか、隣の弦に触れていないか、手のひらがネックに当たっていないかを見てみましょう。録画した映像は、気づいたことを一言メモして、次の練習に生かします。

あせらずに直すコツ

直す点は、一度にひとつだけにしましょう。いくつも同時に変えると、何が効いたのかがわからなくなります。ひとつ直したら弾いて確かめ、変わらなければ次の点へ進みます。

弦を替えたあとの確認

新しい弦は、張った直後に伸びやすく、チューニングが狂いやすいといわれます。交換したあとは、こまめに音を合わせ直しながら弾きましょう。音が安定してから、ビビりが改善したかどうかを確かめると、判断を間違えにくくなります。ビビりが残るときは、ほかの原因を順番に確認してください。

直ったあとの確認

  1. 同じコードを、もう一度ゆっくり鳴らして、音がそろっているかを確かめます。
  2. ほかのコードでも、同じ押さえ方ができているかを試します。
  3. コードチェンジをしたあとも、きれいに鳴るかを確認します。

練習前の確認チェックリスト

  • 爪は、指先からはみ出さない長さに整っていますか。
  • 指は、弦に対してなるべく立てて押さえていますか。
  • 指は、フレットのすぐ手前に置いていますか。
  • ほかの指が、隣の弦に触れていませんか。
  • チューニングは合っていますか。

まとめ

音がビビったり鳴らなかったりする原因は、押さえ方、楽器の状態、練習環境などさまざまです。ひとつずつ確認していけば、解決の糸口が見つかります。あせらず、少しずつ試してみてください。

練習する場所と環境も見直す

音の確認をするときは、周囲が静かな場所で行うと、ビビりや雑音に気づきやすくなります。また、ギターを膝に安定して置き、ネックが下がりすぎないようにすると、左手の押さえ方が安定しやすくなります。

あわせて読みたい

近日公開予定です
タイトルとURLをコピーしました