弾き語りオーディションで見られるポイントは?準備のしかたを解説

弾き語りのオーディションに出ようと思っても、「何を見られるのか分からない」「何から準備すればよいのか分からない」と迷う人は多いはずです。審査のしかたは主催者によって異なりますが、見られやすい点には共通する部分があります。この記事では、弾き語りの審査で一般的に注目されやすいポイントと、準備の進め方を順番に説明します。読み終えるころには、今なにを練習し、なにを整えればよいかが整理できます。

弾き語りの審査で見られやすいポイント

審査の基準は募集ごとに違います。ここでは、一般的に注目されやすいと言われる点を挙げます。募集要項に審査のポイントが書かれている場合は、そちらを優先してください。

  1. 歌の安定感:音程が大きく外れないか、息が続いているか、声が最後まで届いているか。
  2. ギターの安定感:テンポが走ったり遅れたりしないか、コードチェンジで止まらないか。
  3. 歌とギターのバランス:どちらかが大きすぎず、自然に一緒に聞こえるか。
  4. 個性と表現:声の色や曲の世界観を、自分なりに伝えられているか。
  5. ステージでの印象:姿勢、視線、あいさつ、持ち時間を守る姿勢など。

上手さだけでなく、「もう一度聴きたい」と思われるかどうかも大切だと言われます。ミスをしないことを目指すより、最後まで落ち着いて届けることを意識すると、演奏に余裕が出ます。

曲選びで決めておくこと

曲選びは、準備の中でも大切な部分です。次の3つを先に決めましょう。

  • 時間:募集要項の持ち時間を確認します。イントロや間奏も含めて、余裕をもって収まる長さの曲を選びます。時間を超えると、途中で止められる場合があります。
  • キー:声が楽に出るキーに合わせます。カポを使えば、押さえる形を変えずにキーを調整できます。カポについてはカポの使い方で説明しています。
  • カバーかオリジナルか:募集によって条件が異なります。オリジナルが必須の場合も、カバーが認められる場合もあります。カバー曲の扱いは、主催者の案内に従ってください。

自信のある曲と挑戦したい曲で迷ったときは、まず自信のある曲を選ぶのが無難です。

準備の進め方:5つのステップ

  1. 歌詞とコードを覚えます。譜面を見なくても通して歌えるようにします。
  2. ギターだけを、ゆっくりのテンポで弾きます。コードチェンジが苦手な箇所を洗い出します。コードチェンジの練習はコードチェンジが遅いときの練習メニューが参考になります。
  3. 歌だけを通して歌い、息継ぎの位置を決めます。
  4. ゆっくりのテンポで歌とギターを合わせ、少しずつ本来のテンポへ上げていきます。テンポの確認には、メトロノームが役立ちます。
  5. 通しで弾いて録音し、聴き返します。直す点は3つまでに絞ります。

課題を一度に全部直そうとすると、混乱しやすくなります。1回の練習で直すのは一つか二つにして、次の練習で確認しましょう。

歌とギターのバランスを整える

弾き語りの難しさは、二つのことを同時に行う点にあります。どちらも安定させるには、順番に整えるのが近道です。

弾き語りでは、歌とギターのどちらかに意識が偏りがちです。ギターに集中すると歌が小さくなり、歌に集中するとリズムが乱れます。次の方法で整えましょう。

  • ギターの音量を、歌を支える程度に抑える。
  • 歌い出しの前に、ギターで1小節ぶんのテンポをはっきり刻む。
  • サビなど盛り上がる部分で、ストロークを強くしすぎない。
  • 歌っていない間奏で、リズムが速くならないように気をつける。

録音を聴いて、歌詞が聞き取れるかどうかも確認しましょう。自分では普通に歌っているつもりでも、録音で聴くと言葉がこもっていることがあります。気づいた点は、ノートに書き残しておくと、次の練習で確認しやすくなります。

声と個性についての考え方

個性というと、特別な声や派手な演出を思い浮かべるかもしれません。しかし、審査で見られやすいのは、その人らしさが自然に伝わるかどうかです。次の点を意識すると、無理なく個性を出せます。

  • 自分の声に合った音域とキーを選ぶ。
  • 言葉をはっきり発音し、伝えたい部分を決めておく。
  • 曲の中で強弱をつけ、静かな部分と盛り上がる部分の差を出す。
  • 自作曲であれば、曲の特徴を一言で説明できるようにしておく。

ほかの人をまねしようとすると、かえって安定感がなくなることがあります。まずは、自分が楽に歌えて、ギターもぶれない形を見つけましょう。

本番を想定した練習

部屋で座って弾けても、本番で同じようにできるとは限りません。次のような練習をしておくと、本番に近い状態に慣れられます。

  • 立って弾く、または本番と同じ姿勢で弾く。
  • 名前と曲名を言う、あいさつから最後のお辞儀までを通して練習する。
  • 家族や友人の前で弾いてみる。
  • スマホで動画を撮り、表情や姿勢も確認する。

緊張して声が震えるのは、自然なことです。深呼吸をして、出だしの一音だけに意識を向けると、落ち着きやすくなります。動画の録り方はオーディションに出すギター演奏動画・デモ音源の録り方、練習の計画はオーディションまでの4週間:ギター練習プランの立て方を参考にしてください。

直前に確認するチェックリスト

よくある質問

ギター初心者でも弾き語りのオーディションに出られますか。

募集によって条件が異なります。経験不問の募集もあれば、一定の経験を求める募集もあります。まずは要項を読み、基本のコードで弾ける曲を選びましょう。ギター初心者が最初に覚えたいコードも役立ちます。

緊張して頭が真っ白になりそうです。どうすればよいですか。

出だしのコードと歌い出しだけを、体で覚えるまで繰り返してください。始まってしまえば、続きは自然に出てくることが多いものです。深呼吸も試してみましょう。

MCは必要ですか。

募集によって違います。持ち時間にMCが含まれる場合もあります。名前と曲名を短く伝える程度にして、演奏の時間を確保すると安心です。

カバー曲とオリジナル曲では、どちらが有利ですか。

一概には言えません。募集の条件に合うこと、自分がいちばん良く演奏できることを優先してください。

まとめ

弾き語りの審査では、歌とギターの安定感、バランス、個性、ステージでの印象が見られやすいとされています。曲を選び、段階を踏んで練習し、本番を想定して慣れておきましょう。結果が思うようにならなかったときは、オーディションに落ちたときの振り返り方も読んでみてください。

掲載中のオーディション情報は、音サポ!のオーディション一覧で確認できます。

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